これまで、1次試験突破に向けた勉強法についてお伝えしました。
ここでは、1次試験を独学で学習すべきか、受験校で学習すべきかに関して、検討してみたいと思います。
ちなにに、私の場合は受験を決意してから本試験まで4か月しかありませんでしたので過去問中心に独学で勉強した結果、合格することができました。
そして、現在は某受験校にて講師として活動しています。独学で合格した経験と、受験校で講師をしてきた経験から、双方の良し悪しをフラットにお伝えします。
独学のメリット・デメリット
私自身の経験を踏まえて考えた場合、独学のメリットは、
- 学習の時間的制約がないことと、
- 学習に必要な費用が少ない、
点が大きいと感じています。中でも、1点目の「学習の時間的制約がないこと」は私にとっては、非常に大きいメリットでした。
平日の帰宅時間も遅く、子供が生まれたばかりで休日に受験校に通うことも不可能でしたので、受験校に通っての受験は難しかったと思います。
また、2点目の「学習に必要な費用が少ない」点も子供が生まれたばかりの物要りの時期には大変たすかりました。
一方で、運良く独学で受かったものの、独学のデメリットも大きいと感じています。私が一番困ったのは、
- 法改正に関する直近の情報が確かでないまま、受験をしなくてはいけなかった
点です。
そこで、直近の法改正等の情報が必要な科目である「経営法務」・「中小企業経営・政策」に関しては、「中小企業診断士 通勤講座」という通勤中にスマホでインプット学習が可能なツールを活用しました。
このツールは優れもので、通勤や移動中のスキマ時間を活用して学習することが可能でかつ、受験校に比べて5分の1程度の価格で受講ができる点です(1次の科目別の受講であれば1万円前後で受講可能です)。
つまり、「中小企業診断士 通勤講座」を活用することで、独学のメリットを享受しつつ、デメリットを補うことで合格できました。
=>「中小企業診断士 通勤講座」の詳細はコチラ!
受験校のメリット・デメリット
受験校を通うメリットとしては、
- 学習のペースメーカーとなる
- ライバルとの相対的な位置づけを客観的に把握可能できる
- 初学者でもスムーズに学習がきる
- 出題傾向や法改正の動向等の情報を得やすい、ことが挙げられます。
1次試験は7科目という膨大な試験範囲を学習するため、「学習のペースメーカーとなる」点は受験校を通うことの最大のメリットだと思います。
実際に独学で学習を進めていた際には、学習のペースを全く掴めなかったり、自分が果たして合格圏内にいるのかどうか分からず、不安になったりしました。
一方で、受験校に通う際には、
- 受講費用が高い
- 通学時間や受講時間の確保が必要
等のデメリットも考慮する必要があります。
金銭的にも時間的にも余裕があるのであれば、受験校に通いながら学習を進めることが理想的です。
独学と受験校のメリット・デメリットを比較してきましたが、おススメのプランとしては、
- 受験1年目は受験校に通い全科目合格を目指し、
- 仮に落ちた場合の2年目は独学で学習する
のが理想的でと思います。
ただし、受験校を選択する場合、通学か通信かで迷われる方もいるかと思いますが、通信だと受験校のメリットが半減しますので、無理をしてでも通学されることをおススメします。
おススメの受験校ランキング
■1位:クレアール
大手の受験校ではありませんが、1次試験対策にて圧倒的におススメなのが、このクレアールになります。
クレアールは、過去問を徹底的に分析した上で、学習範囲を合格に必要な最小限の論点に絞り込み、この論点を集中的に反復する方法を採用しています。
クレアールは、この独自メソッドを「非常識合格法」と呼んでいます。
多くの受験校は、出題範囲の論点を全て網羅的に学習する方法を採用しており、テキストも膨大な分量になります。
一方、クレアールは最小限の論点に絞り込んでいるため、テキストの分量も薄く、学習途中で挫折することもありません。
また、テキストにも余白が設けられており、自分で追加の論点を補足していくことも可能です。「非常識合格法」の詳細に関しては、以下のリンクから資料請求をしてご確認してみてはどうでしょうか。
資格★合格クレアール
クレアールは科学的・合理的・経済的に資格試験の合格を目指します。
■2位:LEC
受験生時代には模擬試験や、過去問解説集の購入等でお世話になった受験予備校です。大手受験校の中では、解答や解説が一番しっくりくるのがLECでした。
1次試験対策においては、弱点補強講座の数が豊富なのもLECの特徴で、苦手科目や論点だけの受講もおススメです。また、ホームページのコンテンツも充実しており、受験生のモチベーションを維持してくれます。
■3位:TAC
中小企業診断士受験校の最大手で、合格者数も圧倒的にNo.1です。実際に、私の診断士仲間の大半はTAC生であり、受験生どうしや講師との繋がりが強いのがTACの特徴になります。
とりわけ、1次試験対策のバイブルとされているスピードテキストに代表されるように、1次試験対策においては絶対的な安心感があります