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Leveraged Buyout
Leveraged Buyout(レバレッジド・バイアウト)とは、M&Aの取引形態の一つであり、LBOと略される。買収先企業の資産や事業から生じるキャッシュ・フローを担保に、買収資金を借入れる方法である。
自己資金が少ない中、多額の借入金を梃子(lever)に買収を行うことから、レバレッジド・バイアウトと言われている。日本における代表例としては、2006年のソフトバンクによる携帯電話大手のボーダフォン日本法人の買収が挙げられる。
【類義語】Manegement Buyout
Lower of cost or market
Lower of cost or market(低価法)とは、Inventory(棚卸資産)の評価方法の一つである。Inventory(棚卸資産)が物理的な劣化等によって、取得原価よりも時価が低くなった場合に、時価に引き下げる評価方法のこと。
保守的に実態やリスクを反映させる企業会計原則『保守主義の原則』を適用したものである。
文字通り、cost(取得原価)か market(時価)か、価額の低い方を選ぶ。具体的な手順は以下の通り。
- 以下3つのmarket(時価)を比較して、中間値を選択する
- 1で求めた金額とcost(取得原価)を比較して、低い方を選択する
【3つのmarket(時価)】
①Net Realizable Value(正味実現可能価額)
②Replacement Cost(再調達価額)
③Net Realizable Value – Normal Profit(正常利益)
Replacement Cost(再調達価額)が原則となるが、実際の利益以上に利益が発生したり、損失が発生することを防ぐため、上限であるNet Realizable Value(正味実現可能価額)と下限であるNRVからNormal Profit(正常利益)を引いた価額を用いる。
尚、cost(取得原価)はFIFO・LIFO・平均法等を用いる。