TOEIC900点

TOEIC900点・800点を超える勉強法

投稿日:2017-01-28 更新日:

管理人は、2015年9月からTOEIC900点を超えることを目標に勉強を始め、730→865→875→855と800点台を重ねながら、2016年7月に900点を取ることが出来ました。結果、170点アップしたことになります。

この730点から865点に一気に点数を上げた点、また、900点の壁に苦しんだ経験を踏まえて、

  • TOEIC800点を超える方法
  • TOEIC900点の壁を突破する方法

をシェアしたいと思います。

その前に英語学習について、感じたことを。日本人の英語コンプレックスは根深いな、と書店のTOEIC本の山を見る度にいつも思います。私自身もそうで、本棚を整理すると瞬間英作文やフレーズ集、発音本等、英語に関する本が多く出てきました。

しかしある時、日常生活で英語に「慣れる」習慣がない人にとって必要なのは漠然とした目標でなく、「TOEICで800点を獲る」「英語で電話の応対が出来るようになる」といった自分の人生に必要な目標であると思うようになりました。

その目標を1つずつクリアしていって、その過程で少しずつ英語力もついていくのではないでしょうか。そして、その目標に対する「効率的」な方法はそれぞれ違うはずです。

したがって、ここではTOEICの点数を上げるためだけの勉強法を書きました。

TOEIC800点を超える方法

【全体】勉強法

800点を超えるための勉強法はシンプルに、「TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編」を使い倒すことです。私は以下の方法で計3周ほど1冊をやり込んでいました。

1回目:本番と同じように時間を測って解く
問題を解いて答えあわせをした後は、解説を読みたいところをぐっとこらえて、各PARTの正誤状況を把握します(リスニングとリーデイングの正答割合、PART5文法問題の正答率、時間は足りたか・・・)。

そして、強化したいパートは、2回目の問題演習と並行して対策をプラスします。通勤や入浴などのスキマ時間に【パート別】対策をあてると、効率的に学習することが出来ます。

2回目:再度問題を解く(分かるまでじっくり)
2回目はもう一度同じ問題を解きます。今回は、問題を解く→解説を読むサイクルを1問ずつ進めていきます。

この時にリスニングは聞こえるまで何度も聞くこと、リーディングは解説文と突き合わせて、1文ずつ精読することがポイントです。

この作業は非常に時間が掛かりますが、その分、TOEICでよく出る出題パターンや単語、表現を覚えることが出来ます。

3回目:時間を測って解く
最後は、時間を測って解きます。TOEICは「スピード」が求められます。リスニングでも、問題の先読みをして話される文章のどこに着目するか、予めポイントを押さえることがスコアアップには必要です。

また、3回目になると、選択肢を覚えてしまっている問題もあるかもしれませんが、1問1問、回答の根拠を明確にしながら解いていきましょう。

【パート別】リスニングは点数を稼ぎやすい

次は、パート別に対策を紹介します。

まず、TOEICはリスニングの方が点数を上げやすいです。というのは、リスニングで使われている語彙は難易度が高くなく、また全てを正確に聞くことが出来なくても、ポイントだけ押さえておけば正答を導けるからです。

リスニングの勉強法も公式問題集を使います。リスニング問題の音源をipod等に取り込んで、スキマ時間で聴けるように準備しましょう。ポイントは、PART1以外テキストを見ないで問題を解いてみることです。

もちろん試験では、質問文や選択肢が印刷されています。当日は文章が放送される前に先読みして、注意して聞くべきポイントを理解しておくことが重要です。

しかし、リスニング対策としては、テキストを敢えて見ないで、全文を把握しようと努めることで集中力が高まります。

また、音源を聞くときは、後について復唱するシャドウイングを取り入れることをオススメします。聞こえてくる音を自分で再現することで、英語特有のリンキングや音の消失等、「発音」ルールを知ることが出来ます。



【パート別】文法はマスターしよう(急がば回れ)

TOEICで高得点を目指すには、まず文法をきちんとマスターしたいところです。

母国語の日本語でも、時制や『てにをは』などを理解していないと、正しく読み書き出来ません。英語なら尚更。リーディング・リスニングどちらにとっても、文法は基礎になります。

1日時間を取って、短期集中で文法を復習しておきましょう。固い参考書が好みであれば「総合英語Forest 7th Edition」、柔らかい参考書が好みなら「一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)」をオススメします。

【パート別】長文問題は時間を測って問題演習する

リーディングのPART6、PART7にあたる長文問題は、『素早く英語を読む力』と『問題処理能力』が問われています。

特に新形式になってから、リーディングセクションの問題数が増えていますので、時間を意識して解いていく必要があります。

普段から時間を測って問題を解くようにしましょう。英字新聞や洋書といった新しい文章を素早く読めるようになるには、多くの訓練が必要かもしれません。しかし、TOEICは似たような問題や表現が多く出題されます。「公式問題集」や問題演習をこなしていけば、TOEICの文章を『素早く読む』力は自然についてくると思います。

問題は、『問題処理能力』です。この点は、受験のテクニックをフルに活用しましょう。以下、私の基本的な問題の解き方を紹介します。更に、詳細な受験テクニックを知りたい方は、PART毎の問題の特徴を「TOEIC究極のゼミ」シリーズで覚えておくと良いと思います。

1:設問に目を通す
まずは、設問に目を通します。この段階では文章の趣旨や出てくる固有名詞もよく分からないので、選択肢もほぼ読みません。設問の内容を簡単に把握するのみです。

2:文章を読む
次に、上から順に文章を読んでいきます。設問に該当する文章を拾い読みをする方法もありますが、色々と試した結果、あまり効率的でないと感じました。

というのは、全体の構成が分かっていないままだと、問題を解くスピードも精度も落ちるからです。

素早く問題を処理するためには、しっかりと精読する要点とそれ以外でスピードのメリハリをつけることが大切です。しかし、拾い読みをしてしまうと、時間を割くべき要点が掴めず、結果として時間が掛かってしまうことがあります。

また、分からない単語が出てきた時に、前後の文脈から意味を推測出来ないというデメリットもあります。

3:設問に答えていく
最後に、設問に取り掛かります。なかには、「選択肢のなかで文章に記載されていないものを答える」、「選択肢のなかで誤っているものを答える」等の『文章をもう一度読ませる』設問もあります。基本的に文章の該当箇所と選択肢を見比べていきますが、やはり時間が掛かるので、残り時間が迫っている場合は思いきって捨ててしまうのも戦略だと思います。

レクタングル大

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