900点を超える勉強法
前の記事「企業が求めるTOEICのスコアは?」にも書いた通り、出世にはTOEIC900点必要だろうと思い対策を始めましたが、900点に到達するまでが長かった…。800点台後半をうろうろして、点数が下がったりすると、「あと25点なのに!」とときに悔しい思いもしました。
しかし、最終的に私が900点を超えた方法は、
- 990点を目標にした参考書を使うこと
- 単語力を強化すること
の2つでした。
【方法1】990点を目標にした参考書を使うこと
900点を超えるには、990点を目指すといった上級者向けの参考書を使うのが、一番効率的です。
継続的に800点を超える方は、リスニング・リーディングともにそこそこ出来る方が多いと思います。しかし、点数が伸びないのは、出題者が用意する「選びたくなるような選択肢」に引っかかってしまっているからかもしれません。
例えば、PART2で以下のような問題が出されたとき、上手く聞き取れないと(A)や(B)を選んでしまいがちです。
(A)Yes, I send it by email.
(B)Yes, I don’t have much money.
(C)Why don’t you ask my sister?
「Could you〜?」で聞かれているので、Yes or Noで答えるはずと思い込んでしまうからです。しかしよく聞いてみると、(A)や(B)では会話が自然に続かず、正しい答えは(C)となります。
このようなPART毎の問題傾向といった「技術」を知っておくと、点数の底上げにかなり役立ちます。私は、「CD-ROM付 [新装版]TOEIC(R)テスト BEYOND 990 超上級問題+プロの極意」という参考書を使用していました。
また、どのパートにおいても「根拠のない回答はしない」ということが大切です。
それらしい選択肢を根拠がないまま選んでしまうと、間違っている可能性が高いです。最も自然な会話になるので(A)が正しい、文章の2段落目に選択肢と同じことが書いてあるから(B)が正しいといったように、必ず根拠を持って回答しましょう。
【方法2】単語力を強化すること
TOEIC800点を超えるのに、特別な単語対策は必要ないと考えています。
前の記事「TOEIC900点・800点を超える勉強法」でも述べていますが、TOEICのリーディングパートは『情報処理能力』を測るもので、前後の文脈から推測すれば解けるからです。
しかし、いくら素早く問題を処理出来ても、単語力がないと肝心のところで読み違えをしていたりして、正答率が低くなります。したがって、900点を超えるためには、単語力を強化する必要があります。
単語の学習はどうしても単調になりますし、私も苦手だったのですが、900点突破のためにやむなく手をつけました。ただ探してみると、出題傾向が研究された参考書や操作性が面白いアプリもあり、結果あまり苦ではありませんでした。
最後に
今まで、TOEICで高得点をとる方法を紹介してきましたが、実際に900点を取って劇的に英語力が向上したかと言われると、そんなことはありません。あくまで、TOEICで900点を取るために最適化した対策をとっただけだからです。
重要なのは「何の為に英語を学ぶか」という目標であり、その目標に向かって試行錯誤しながらコツコツと地道な努力を重ねていくことのみが英語上達の道だと思います。