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WACC(Weighted Average Cost of Capital)
WACC(Weighted Average Cost of Capital)とは、企業が資金を調達する際に掛かるコストのこと。企業の資金調達手段としては、①株式または②負債の2種類があり、それぞれの調達に掛かるコストを加重平均して求める。
E:株式時価総額、D:負債総額、r:株主資本コスト、q:借入金利、t:法人税率
①株式が要求する収益率(株主資本コストr)は、一般的にCAPM、またはDDM(配当割引モデル)を用いて算出する。
一方で、負債の利息負担分は税務上損金算入され節税効果があるため、②負債コストは借入金利(または社債の利回り)に(1–法人税率)を掛けたものを用いる。