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Payback Period
Payback Period(PP)とは回収期間法とも言われ、初期投資金額を回収する期間のことで、この回収期間の長短で投資案の採択を決定する手法のことである。
複数の投資案が存在する場合には、最も回収期間の短い代替案が採択される。
Payback Periodは単純な投資評価基準であるというメリットがあるものの、以下のデメリットもある点に留意する必要がある。
- 投資金額回収後に発生するキャッシュ・フローは考慮されない
- 時間価値の概念がなく、キャッシュ・フローが発生するタイミングが考慮されない
時間価値が考慮されない点に対応するため、時間価値を考慮したDiscount Payback Periodもある。
Pegged exchange rate system
Pegged exchange rate system(ペッグ制)とは、自国通貨とある特定の通貨の為替レートを一定に保つ制度のことである。経済基盤の弱い国が、貿易相手国との為替レートを固定化する意図で採用することが多い。
ペッグ制のほか通貨制度に関連する用語は、以下の通り。
Floating exchange rate system | 変動相場制 | 通貨の需給により為替レートが決まる制度。日本を始めとする主要国が採用。 |
Fixed exchange rate system | 固定相場制 | 為替レートを一定に固定する制度。上記のペッグ制を採用することが多い。 |
Currency board | カレンシーボード | 固定相場制の一種。自国通貨の価値を特定の通貨の為替平価で固定して、特定通貨の保有高の範囲で、自国通貨を発行する制度。 |
Dollarization | – | 自国の通貨を廃止して、主要通貨として米ドルを使うこと。 |
PER
PER(株価収益率)とは、企業の業績からみて今の株価が割安か割高か判断するために用いられる指標のこと。株価を1株あたり利益(EPS)で割って算出する。一般的に、PERが低いほど、企業の業績からみて株価が割安であると判断される。
例えば、500円の株式の1株あたり利益が25円の場合は、PERが20倍となる。
Preferred share
Preferred share(優先株式)とは、剰余金の配当が多く支払われる、企業の解散時に残った財産を優先的に配分される等、優先的な権利が付与されている株式のこと。一方で、議決権行使が制限されていることが一般的である。
Protective put
Protective putとは、株式現物買いとput optionの買いを組み合わせたオプション戦略のことである。Protective putの損益図は以下の通り。
株価が下がった場合でもput optionの収益を得られるため、相場下落リスクをヘッジすることが出来る。また、損益図が示す通り、call optionを買った時と同じ結果を得る。
【類義語】Covered call
Puttable bond
Puttable bond(プッタブル債)とは、債券保有者が予め決められた価格(大抵は額面)で、償還期限前に買い戻すことが出来るオプションがついた仕組債のことである。
callable bondと同様に、オプションの権利行使は、1回のみの場合と複数期日に権利行使出来る場合がある。
【類義語】callable bond