金融機関の職場の雰囲気
金融機関の職場の雰囲気は、本部か支店によって大きく異なります。本部は、各人が黙々と業務をこなして、殺伐とした雰囲気が漂います。
職場内でのコミュニケーションも希薄な感じで、近くにいる同僚からでも、メールにて連絡が来たりします。
一方、支店は対照的で、営業ノルマ達成に向けて支店長からの怒号が飛び交ったりします(証券会社のの支店が一番厳しい)。本部・支店いずれにしても、お世辞にも働き易い環境とは言えないでしょう。
また、金融機関の労働時間は、他の業界より長いと考えておくべきでしょう。本部と支店では、支店の方が労働時間や営業成績のプレッシャーがきついことは言うまでもありません。
ここで注意しないといけないのは、証券会社は採用の時点で支店勤務か本部勤務かが分かりますが、銀行や保険会社は総合職と入社してから本部配属と支店配属に分かれるため、支店配属されることもある程度覚悟しておく必要がある点です。
金融機関の社内恋愛事情
金融機関における社内恋愛ですが、昔に比べて少なくなっていると言われますが、現在でもそれなりにあると思います。
結婚報告があった際には、まずは「相手は社内の人?」と聞かれるくらいです。社内恋愛(結婚)の典型的なパターンとしては、男性総合職と女性一般職(事務職)の組み合わせです。
女性の立場からすると、特別なスキルも身につかない営業職で疲弊するよりかは、金融機関の一般職に就き、高給取りの金融マンと結婚する方が、長い目で見た場合には勝ち組だったりもします。
ただし、ここで注意したいのは、社内恋愛がどこまで許容されるかは、その会社(業種)によるという点です。証券会社や保険会社は社内恋愛に寛容であり、結婚までしなくても問題にはなりません。社内恋愛に関して、「お手付きは3回まで」と冗談で言われる会社もあるくらいですので。
仮に、結婚までせずに別れたとしても、飲み会等で陰で話題(ネタ)にされる程度です(それすら嫌な場合には、社内恋愛は回避すべきです)。
一方で、銀行の場合は事情が異なり、結婚まで辿り着かない社内恋愛はご法度とされており、相当の覚悟が必要になります。
いずれにせよ、金融機関に入社した際には、社内恋愛の事情(何が許されて、何が許されないか)を理解した上で行動することをおすすめします。
金融マンの合コン事情
就職活動中の学生(男)が気になるポイントだと思いますので、簡単に説明しておきます。外資系金融機関は給料も高く洗練されたイメージもあり、金融業界の中では断トツにモテます。
それでは、メガバンク等の大手金融機関ですが、はっきり言って、会社名だけではモテることはありません。
特に、社会人になりたての若い女性は、友達に自慢できる会社(=イメージの良い会社)に惹ため、マスコミ・総合商社に比べると見劣りをします(男性がキャビン・アテンダントに惹かれるのと同じ)。 一方で、30歳手前の結婚を意識している女性には、それなりの年収を安定的に稼ぐ金融マンのウケが良くなったりします。
結婚対象としては魅力的に映るのか、金融マンの結婚が早く、30歳には大抵の人は結婚しています。ただし、外資系金融マンは独身貴族が多く、結婚は遅い傾向にあります。
金融機関の社内不倫事情
就職活動中の学生は興味はないかもしれませんが、金融機関の不倫事情に関して、解説したいと思います。
一言で金融機関と言っても、業種(銀行・保険・証券)や勤務地(支店・本部)によって、社内不倫の多さや社内不倫への寛容度は異なります。
業界毎の不倫事情
まずは銀行ですが、不倫はご法度です。社内不倫がバレた場合には、人事部にも密告されますし、酷い場合には年度途中で異動させれたりもします。
次に保険会社ですが、不倫は多いです。とりわけ、営業現場では営業所長とセールスレディーとの不倫は横行しています。バレたとしても、会社に迷惑がかからないケースや、成績優秀な営業所長の場合にはお咎めなしの、無法地帯です。
最後に証券会社ですが、狩猟民族的な人種が多い証券マンが不倫に走ることは多いです。銀行や保険業界との違いは、証券マンは社外不倫が多いということです。社内でたまたま不倫に陥った銀行マンや保険マンとは異なり、肉食の証券マンは日夜、不倫相手を求めて狩に出ているのです。
不倫が多いのは、支店か本部か?
支店か本部か、どちらが不倫が多いかと言うと、圧倒的に支店が多いです。
支店や営業所で不倫が多くなる理由は、
- 支店や営業現場では、顧客対応やセールス職等の女性職員が多い
- 支店や営業現場の様な狭い組織では、支店長や営業所長が一国一城の主となるため、権力を持つ支店長や営業所長と関係を持ちたがる職員が多い
ことがあると思います。
実際に、そこまで取り柄のない本部社員が営業所長として赴任したとたんに、女性職員からモテだしたというのは、よくある話です。さらには、社内不倫に陥り、左遷や離婚と言ったケースも良く耳にします。
社内恋愛以上に社内不倫には気をつける必要があるので、十分にご注意ください。