2次試験を独学で臨むべきか受験校に通学すべきかですが、結論を申しますと、1度は受験校に通ってみることをおススメします。
2次試験は、与件文の読解、出題者の意図の把握、解答を構築する思考力、文章の構成力、80分間のタイムマネジメント力等の、知識や小手先のスキルで簡単に補えないノウハウを体得しないと合格は困難です。
決して無理ではないと思いますが、独学の場合は間違った方向に努力してしまうことや、ノウハウの習得に時間がかかり過ぎることが懸念されますので、1度は受験校に通って正しい学習方法を体得することをおススメします。
私も1度目の受験は独学で臨みましたが、勉強方法も分からず、やみくもに勉強しても合格に近づいている感覚が全くありませんでした(実際に、惨敗でした)。
ただし、1度、受験校に通い学習方法やノウハウを体得できれば、2度目・3度目の受験においては独学でも問題ないと思います。
独学での対策
独学での合格も困難ですが、無理ではないと考えています。あくまでも、効率的に合格するには、独学は適さないだけです。ですので、独学で臨む場合には、独学の弱点を補うために、以下の点に留意されることをおススメします。
- ネット等での情報収集を怠らないこと→ベストプラクティスを吸収しましょう
- 勉強会等に積極的に参加すること→自分の弱点を客観的に把握しましょう
- 受験校の模擬試験を積極的に受験すること→本番感覚を把握しましょう
■独学で必要となる参考書
独学で合格するために必要となる参考書を紹介しておきます。いずれも、私が購入したものばかりです。
■2016年版 二次試験合格者の頭の中にあった全知識
2次試験対策に必要な知識が全て集約されているのが、「二次試験合格者の頭の中にあった全知識」です。この1冊があれば、1次試験対策のテキストは不要です。独学だけでなく、2年目の受験校に通っていた際にも辞書替わりに活用してました。
■2016年版 二次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ
合格者の解答プロセス構築方法や、テクニック等のノウハウが凝縮されたのが、「二次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ」です。独学時代には一番最初に学習したのが本書でした。
■2次試験事例IVの全知識&全ノウハウ
私が受験生時代にはなかった参考書です。「2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ」と「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」は事例Ⅳに関する記述が若干物足りなかった気がします。
そこを補強したのが「2次試験事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」とうことでしょう。アマゾンでは以下の様に紹介されています。
過去9年分(2007年~2015年版)の『2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ』および『2次試験合格者の頭の中にあった全知識』から事例IV(財務・会計)に焦点をあてた事例IV対策の専門書。過去問題をテーマ別・重要度別に編集し、出題頻度の高い重要テーマから優先順位をつけて効率的に学習することができます。事例IVを苦手としている受験生のために作られた、新しい2次試験の参考書。
■意思決定会計講義ノート
「2次試験対策:事例Ⅳ対策」でも触れましたが、事例Ⅳ対策としては必ず学習したいのが「意思決定会計講義ノート」です。独学生だけでなく、受験校に通っている受験生も必読書です。
■ふぞろいな合格答案シリーズ
「2次試験対策:試験概要」でも触れましたが、「ふぞろいシリーズ」は、2次試験対策のバイブルです。受験生の6~7割は購入しており、1次試験終了後には品薄状態が続きますので、早めの購入をおススメします。
以下に、各書籍にて収録されている内容を以下に纏めておきますので、購入の際には参考にして下さい。
●ふぞろいな合格答案 エピソード9:平成27年度分の答案分析と再現答案
●ふぞろいな答案分析3:平成26年度と平成27年度分の答案分析
●ふぞろいな再現答案3:平成26年度と平成27年度分の再現答案
●ふぞろいな答案分析2:平成25年度・平成24年度・平成23年度分の答案分析
●ふぞろいな再現答案2:平成25年度・平成24年度・平成23年度分の再現答案
●ふぞろいな答案分析:平成22年度・平成21年度・平成20年度分の答案分析
●ふぞろいな再現答案:平成22年度・平成21年度・平成20年度分の再現答案